いままで持っていなかったデジカメ用ジンバルですが、DJIから最新かつ軽量で、私のGH5でも使える「DJI RS 3 Mini」が発売されたので、ついにポチッと購入しました。
ということでレビュー、というか初めて触りながら順に理解したことをメモしてみます。一度理解すれば不要な知識ですが、私の場合忘れてしまうのでメモしておけばきっと時間が経った時に思い出せるはず‥
- とりあえず開封の儀
- マニュアル見ながらセッティング
- 2-1 三脚取り付け
- 2-2 ロック解除?否、形態変更。
- 2-3 カメラにクイックシューを取り付ける
- 2-4. Horizontal Shooting(横向き撮影)の設置
- Axis(軸)の理解
- 3-1 チルト(Tilt)
- 3-2 ロール(Roll)
- 3-3 パン(Pan)
1. とりあえず開封の儀
最近のDJIに感じることは「Appleみたいだなあ」という点です。
製品の紹介ページや箱、サービスなど全てAppleに負けるか、といった雰囲気を感じます。流石にコールセンターなどのサービスは日本では弱いかと思いますが、とても充実したサービスを展開している印象です。
上が内容物を小袋から取り出した全てです。
コンパクトで軽量とはいえ、やはり持ち運ぶ際にはかなりの容量を消費しそうです。
また裸で持ち運ぶ訳にはいかないので、セミハードケースなど欲しいところです。
ざっくり大きさを測ると、横21cm、縦31cm、高さ9cmの内寸のケースを探せば入りそうです。
ですが、、、
純正の箱のサイズが横20.1cm、縦31cm、高さ10.5cmほどなので、箱のまま持ち運ぶのでよいのかもしれませんw(分解できれば別ですが)
2. マニュアル見ながらセッティング
次は「クイックスタートガイド」を見ながら、まず基本的なことを理解していきます(本当に何も知らないので、、)
2-1 三脚取り付け
まずは三脚の絵が。取り付けます。
2-2 ロック解除?否、形態変更。
見た目が明らかに「ロック解除せよ)と言っているかのよう。
ですが、動かしてみると違いました。
①のロックを外して②の方向に回転させ、③で再度ロックする。
次に④のロックを外して⑤の方向に回転させ、⑥で再度ロックする。
という作業でした。つまり保管形態から稼働形態に変形させる、というのがこの作業でした。
台座の上にカメラを載せられるようになった気がします。
2-3. カメラにクイックシューを取り付ける
ここでカメラも登場です。私は(いまだに)GH5を使います。
カメラには別途レオフォトの三脚(Leofoto LS-225C+LH-25)に付属のアルカスイス互換クイックシューが付いている(下の写真)のですが、
これを外してDJI RS用のものに付け替えます。
とここで問題発生。
GH5にうまくクイックシューが取り付けられません。
どういうことかというと、クイックスタートガイド的には、
シューのカメラ前側に引っかかるための出っ張りがあり、うまくカメラ底部と噛み合うようなイメージになっています(下図)。
ところが、GH5では以下のようになります。
カメラ底部にシューを取り付けたのですが、うまく噛み合わずに浮いています。。
これは困った、と思いwebで調べると公式のセッティング動画があり、、
https://www.dji.com/jp/mobile/rs-3-mini/video?startPoint=0
If you cannot tighten the screw, rotate the quick-release plate 180 degrees
とあり、180°回転させてモニターのところに引っ掛かるように設置するように解説していました。
ということでやってみたのが以下。
こんな感じです。確かにかっちりとハマりました。でも、、
液晶ディスプレイがもはや畳めなくなってしまいます。このシュー(クイックリリースプレート)はちょっと残念でした。
★何かよい情報ご存知の方いらっしゃれば教えてくださいm(__)m
でも気を取り直して、あとはカメラのセッティングです。
2-4. Horizontal Shooting(横向き撮影)の設置
いよいよカメラを設置します。
まずはおそらく基本の横向きでの設定です。
クイックスタートガイドでは、上の写真のような説明しかないのですが、
上のレバーを使って、カメラをしっかり固定します。
あとは、重心を合わせるような微調整をやるのだと動画を見て理解しました。以下の「DJI RS 3 Mini First Use」の1:10あたりから説明されています。
https://www.dji.com/jp/mobile/rs-3-mini/video?startPoint=0
ここで、紙のクイックスタートガイドよりも動画を見ると早いことに気づきました☆
3 Axis(軸)の理解
あとは動画を見ながら理解したことをメモします。全部英語なのですが何となく理解できました。
まずは3つの軸(Axis)があるということで、それぞれの軸でのちょうど重心が合うポイントに位置を微調整することになります。3つの軸というのは、
- チルト(Tilt)…縦回転
- ロール(Roll)…斜め回転
- パン(Pan)…横回転
というのがこの世界の専門用語のようです。まずは、チルト(Tilt)を調整します。
3-1 チルト(Tilt)
3つともロックされた状態から、チルトのみ解除します(下の2カ所)。
ここでこのジンバルの基本的な使い方ポイントとして、
下の写真(上側の三角っぽいスイッチ):ジンバルのロック
下の写真(下側のレバー):スライドして位置の微調整を行う仕組み
になっているようです。
解除するとカメラが固定から解けて上をダラーンを向く形になります。
ちょうど真上を向くようにスライドさせて位置を調整します(下の写真)。
私の場合は、2.0ぐらいの位置でした。
次は、カメラがちょうど前を向くように、下の写真ようにレバーを倒して、前後にスライドさせて調整します。
私の場合は、0.1cmぐらいでした。これはレンズが重いと後ろの位置になりそうです。つまりレンズを変えるたびにセッティングは変わるということですね。(意外と面倒だなあ、、w)
これでやっとチルト(Tilt、縦回転)の設定が完了です。チルトをロックして次に進みます。
3-2 ロール(Roll)
次にロール(斜め回転)の調整を行います。
ロールのロック(下写真)を解除すると、またダラーンと回転します。
そしてロールのレバーも解除(下の写真)して、ちょうどいい位置を探ります。
私の場合(GH5、標準ズームレンズ)は、1.3cmぐらいでした。
うまくバランスできたら、ロールを再度ロックします。
3-3 パン(Pan)
最後にパン(Pan、横回転)の調整です。
パンのロックを解除して、レバーも解除します。
次の調整が最初分かりづらかったのですが、下の写真のようにRS 3 Miniのディスプレイが見える(撮影時の)状態で持ち、カメラは右を向かせた状態で、
前に倒します。すると下の写真のように…
カメラが前を向いたり、逆に後ろを向いたりするので、スライドさせてちょうどいい場所を探します。
私の場合は、0.7cmぐらいでした。
これで3か所(チルト、ロール、パン)のバランス調整が完了です。
結果、Panasonic GH5と標準ズームレンズ(12-60㎜)では、
チルト:0.1cm、ロール:1.3cm、パン:0.7cm
ぐらいでバランスしました。
なんども収納して、付けてを繰り返してセッティングに慣れる必要がありそうです。
私も5回ほど繰り返してなんとなくできるようになってきました。
あとは、今後の移動先での準備の簡易化を考えたいところです。
出来れば