マックで、新人さんが先輩からいろいろ教わっているのが漏れ聞こえてきたときに、
「マック用語で、ファーストイン、ファーストアウトだからね」
というのが聞こえてきて、「ああ、さすがマックでは先入先出法のことをFIFOと呼ぶのかぁ」と以前勉強したことを思い出しました。
ということで、FIFOとLIFOについて、復習しておきます。
FIFOとLIFOの日本語、英語、意味
- FIFO : First In, First Out
- 先入先出(さきいれさきだし)法
- 先に入れたもの(古いもの)から出していく、どんどん循環していく。
- LIFO : Last In, First Out
- 後入先出(あといれさきだし)法
- 後に入れたもの(新しいもの)から出していく、古いものがずっと残る。
ということです。製造業の在庫管理などで出てきました。
会計的には棚卸資産の評価に影響してくる話題で、国際会計基準にも合わせる形で、日本でも2010年4月の会計年度からLIFOの使用は中止されたとのことです。
スーパーの牛乳、お店はFIFOしたいけど、主婦はLIFO
スーパーの牛乳、というか賞味期限のあるすべての食品はFIFOです。古いものから出していきたいわけです。
従業員さんは、わざわざ奥のほうに新しい牛乳を入れていきます。
でも主婦の皆さんはLIFOです。奥のほうにある新しいもの(賞味期限が長いもの)を取っていく方、結構いらっしゃいます。
という、なんとなくの例えですが、イメージしやすいかと思います。
国際会計基準ではLIFOは禁止ですが、国内家庭基準では禁止されていないのが現状です。
これに対して、スーパー側はFIFOを推進のため割引シールを使います。
といろいろ思いながら調べていると、システムの世界では他にもLFU方式、LRU方式というのがあると知りました。
LFU方式とLRU方式
こちらはLIFO/FIFOとはちょっと違って、計算方法が難しそうな方式です。ITの世界で使われている方式、ロジックということです。
- LFU方式 : Least Frequently Used
- 最も頻繁に使われないもの
- LRU方式 : Least Recently Used
- 最も最近使われていないもの(→最も過去に使用されたもの)
- 最後に参照されてから最も長い時間が経過したかどうか。
つまり、LFU方式はFrequently(頻繁に)ということで頻度が影響してくるものを選ぶ方式ということです。
「あまり使っていない服は捨てようかな」という時には、LFU方式を使ってピックアップするのがよさそうです。
そして、LRU方式は、最も過去に使用されたものを選ぶ方式ということで、頻度は関係ありません。
「最後に来たのが一番古い服は捨てようかな」という時には、LRU方式を使ってピックアップするのがよさそうです。