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中国で食べた甘くないとうもろこしの正体とは

秋、寒くなってきたころに中国に旅行した際、道路沿いの屋台で見つけた蒸したとうもろこし。

美味しそうだったので食べてみたところ・・・日本と全く違っていました。。
味は全然甘くないし、食感もなんだかくちゃくちゃして変な感じ。
どうも種類が違うのか?と思って調べてみたところ、色々な種類があることが分かりました。

色の違いで3つに分かれる

とうもろこしの種類には、大きく分けて3つ、すなわち「黄粒種」、「白粒種」、「バイカラー種」の種類があるようです。

  • 黄粒種・・・よくある黄色いとうもろこし。
  • 白粒種・・・名前の通り、白い粒で柔らかい品種。
  • バイカラー種・・・黄色と白の粒が3:1で現れる。メンデルの法則に忠実に従っている。

ただ、ここまで調べたところで、これら3つは「スイートコーン」と呼ばれる甘みが強い品種を色の違いで3つに分けていただけだと分かりました。
つまり、他にも色々な品種があるようです。

トウモロコシのいろんな品種

例えばポップコーンになるのは「爆裂種」、コーンスターチになるのは「穀物種」、など色々な種類があります。
以下のサイトを見ると写真が掲載されています。確かに写真で見ると違いがあるのが良くわかりますね。
トウモロコシの種類、製品の特性と用途独立行政法人農畜産業振興機構より

甘味種(スイートコーン)

これが一般的なトウモロコシで、上述のとおり黄粒種、白粒種、バイカラー種があります。

爆裂種(ポップコーン)

ポップコーンは普通のトウモロコシとは違うんですね。皮が厚いので爆裂できてポップコーンになるのだそうです。

馬歯種(デントコーン)

馬の歯の種、ということで馬の歯に似ていることが由来です。冠部にくぼみ(デント)ができることから馬の歯に似た形になるようです。
ちなみに馬の歯ってどんなのだろう・・・と思ってgoogle画像を見てみましたが、、ちょっと分かりません(笑)
https://www.google.co.jp/search?q=馬の歯&tbm=isch

硬粒種(フリントコーン)

食用に使われ、トルティーヤにもこれが使われているそうです。

もち種(ワキシーコーン)

デンプンにもち性があるとのこと。白、黄色のほか黒、紫などもあり「もちとうもろこし」とも呼ばれる。
ワキシー、つまりワックスっぽいということで、完熟するとワックスをかけたようにテカテカするのだそうです。
あれ・・・もちとうもろこし?では瀋陽で食べたもちもちしていたのも、この「もちとうもろこし」だったのでしょうか?

軟粒種(ソフトコーン、フラワーコーン)

南米原産で、含まれるデンプンが軟らかく、粉に挽きやすい特徴があります。インカ帝国の頃から栽培されていたという歴史の長い種です。
他にもワキシーコーン、ポッドコーン、インディアンコーン、などなど色々あるということが分かりました。

結論、瀋陽で食べたとうもろこしは?

最初はスイートコーンの中の白粒種かと思いましたが、もちもちしていた食感からすると、ワキシーコーン(もちとうもろこし)だったのだと思います。
でも甘くないとうもろこしなんて・・・食べてすごい違和感でした。でも甘いことを前提にせず食べれば、もちもちしてあり、なのかもしれませんね。

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