2022年10月17日(月)のNRI未来創発フォーラムについて、
NRI此本社長による基調講演「デジタルの先にある日本の未来」を聴講しました。
こういう一般的な話はあまり興味ない(私自身が現場の具体的な話により興味を持っている)ので、なんとなくで聴き始めましたが、非常に面白く良い気づきが得られましたのでメモします。
結局過去を振り返って分析し大まかな未来を予測する世界なので、現場感があまりない虚業の世界ですが、マクロな視点を持つということの大切さも改めて感じました。
生活満足度はコロナ禍でも上がっている。消費者余剰が増えているため。
やはりネット上での便利なサービス(アマゾン、ネットフリックス、出前館など)がコロナ禍で一気に使われるようになったことが背景にあるのは間違いないかと思います。
GDPと生活満足度のリンク度合いは下がってきている。
今でも全就業者の12,8%が週1回以上テレワークをしている。米英は50%以上、EUは40%以上。日本はテレワークの比率が非常に低い。ただし都内企業に絞ると52.3%である。
米英の都市部でのテレワーク利用率を知りたいです。きっとこれが80%とか90%になっているんだろうな・・・
テレワークをしている人ほど、生活満足度は高い。(もしくは生活満足度が高い人がテレワークをしているかもしれないが)。
ワークライフバランスから「ワークインライフ」であり、仕事は生活の中の一部であるという考え方日本にも浸透してきたと言える。
日本でもようやく生活>仕事(≒組織>個人)の意識が高まってきたんだと思います。特に20代、30代の若手世代にこの傾向が強く「給料が減ってもいいから自分の時間を確保したい」という傾向が強いようです。私もそう。
「減価償却」ではなく「増加蓄積」
初めてきく「増加蓄積」。非常に面白い言葉ですが納得しました。
私の関わる世界でもシステムを導入しただけでは効果は小さく、継続して運用していくことでどんどん効果が出すことの方が大事。でも運用にきちんとリソースも割かないことで成果が出ない事例がよくある気がします。
運用しながらノウハウを蓄積し、活用効果を最大化していく活動を行なっていくところのノウハウが私の強みにもなりそうに思いました。
日本は移住先としてカナダに次ぐ世界No.2
旅行先としてだけでなく、移住先としても日本を希望する人が多い。ということは日本でネットを使った仕事ができる人たちを呼ぶと経済的にもプラスになるのでは?