1971年まで、1ドルは360円の固定相場制でしたが、その後変動相場制になり、1985年のプラザ合意で一気に1ドル250円ほどだったところから円高が進みました。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-1024x562.png)
上の図では、左側に並んでいる数字を元に右側のグラフを作っています。
この数値データの取得が簡単にできることが分かりましたので、手順をご紹介したいと思います。
海外のサイトからデータをダウンロードする
便利なサイトがあり、こちらからダウンロードすることができます(2019年11月時点)。
The University of British Colombia Sauder School of Business PACIFIC Exchange Rate Service より
サイトを開くと、以下のような画面が表示されます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-1.png)
検索条件を指定して出力します
1.通貨のペアを選択する
まず通貨を選びます。いろいろな通貨が選べますので、今回はドル(U.S. Dollars)と円(Japanese Yen)を選びます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-2.png)
2.期間を選択する
まずは「Choose Time Horizon」ですが、
・Exact Time Period(期間を個別に指定する)
・Last Trading Day(前日)
・Last 7 Days(直近7日間)
・Last 28 Days(直近28日間)
の4種類が選べます。どうもトレーダーが使うツールのようですね。
ここではデフォルト(初期表示)の「Exact Time Period」を選択します。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-3.png)
次に「Start Date」(開始日)と「End Date」(終了日)を設定します。今回は1971年から最新まで欲しいので、Start Dateの年のところだけを1971に設定するだけでよいです。(あとはデフォルトのままで問題なし)
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-4.png)
次に、データの粒度を選びます。以下3種類があります。
・daily (max. 4 years):日別。4年までのようです。
・weekly (max. 4 years):週別。これも4年までのようです。
・monthly averages:月別。
今回は1971年から出力したいので、一番下の「monthly averages」を選びます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-5.png)
次に、Notationというところです。
・Volume Notation
・Price Notation
の2つが選べます。「Volume Notation」のままでOKです。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-7.png)
「Volume Notation」を選んだ場合は、以下のように出力されます。
MMM YYYY JPY/USD
Jan 1971 358.023
Feb 1971 357.540
Mar 1971 357.517
「Price Notation」を選んだ場合は、以下のように出力されます。
MMM YYYY USD/JPY
Jan 1971 0.0027931
Feb 1971 0.0027969
Mar 1971 0.0027971
3.出力方法してExcelに貼り付ける
あとは、出力方法の選択です。
いくつかのやり方があると思うので、試していただければと思いますが、私は以下の手順で出力して、Excelに貼り付けました。
(1)下のように「Microsoft Excel」を選択します。Table Transpositionはデフォルトの「default」のままです。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-8.png)
(2)「Retrieve Data」をクリックします。するとfxdata.xlsというファイルがダウンロードされます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-10-1024x71.png)
Google Chromeでは、拡張子なしのファイルが出てしまうので、ちょっと工夫が必要でした(.txtファイルとして開いて、Excelへコピー&ペーストしました)
(3)fxdata.xlsファイルを開きます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-11.png)
(4)あとは、データのところをすべて選んで(A3からB589まで)、[挿入] > [2-D折れ線] > [折れ線]グラフを選びます。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-12-1024x901.png)
(5)これで、1971年から2019年までの1か月ごとのドル円為替レートの推移が折れ線グラフで表示できました。
![](http://www.wasabito.com/wp-content/uploads/2019/11/image-13.png)
ということで、意外と簡単にデータをダウンロードしてExcelでグラフにするところまでできました。
ファイル名が「fxdata.xls」というあたり、FXのトレーダー向けに使われているような機能なのかもしれませんね。
便利なサイトのご紹介でした。