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ChatGPT のWeb Browsingとplugins を試してみたメモ

夜、気づいたらオプション選択ができるようになっていたChatGPTの新機能「Web Browing」と「Plugins」。

クリックしてONにすると使えるようになりましたので、早速使ってみました。

「Web browsing」を使ってみる

Web browsingの使いかたですが「+New chat」を選び、

GPT-4の右側にある下向きのドロップダウンリストを選ぶと・・・

3種類のモデルを選ぶことができます。
・Default(これまでのGPT-4)
・Browsing
・Plugins
の3種類です。

この中から「Browsing」を選んで検索すると、
 Try a version of ChatGPT that knows when and how to browse the internet to answer questions about recent topics and events.
という機能説明のとおり、最新のトピックやイベントについて回答が必要な時にはChatGPTがインターネットをブラウジングしてくれるようになります。

ということで、「G7広島サミットの焦点は何ですか?」と尋ねてみます。

すると検索が始まりました。

この検索に時間が掛かります。いろいろなプロセスを経ているようで、
 Browsing the web...
 Searching:”G7 Hiroshima Summit 2023 main topics”
 Searched:”G7 Hiroshima Summit 2023 main topics”
 Clicking on a link...
 Clicked on a link...
 Click failed
 Going back to last page
などなど、まるで裏で小人が高速で動いてくれているようです(しかもその小人が超優秀)。

かなりの時間、計ってみると2分30秒ほど掛かりましたが、ようやく回答が始まり、

回答が完成しました。

内容を検証することはここでは省きますが、いくつか試したところ間違ったことを回答しているようなふうには見えませんでした。

他の生成AIで見られるような脚注が付いたのが今回のWeb browsingの特徴と思われます。例えば脚注1がついたところを見てみます。

この「1」のところにマウスオーバーすると、

なんだか見覚えのあるロイターのアイコンが。これをクリックすると、

ロイターの記事ページが開きました。このように根拠を示しつつ結果をまとめてくれていることが分かります。(しかも英語のサイトから情報収集してくれることもあるということ)

今回の思考プロセスを追うこともできます。

これだけの手順を経て、回答を生成してくれたようです。最初はG7とありますが、G7そのもののサイト(https://www.g7hiroshima.go.jp/en/topics/)を検索したようです。

今回私が実施した時間が日本時間の23時過ぎ、米国時間では朝10時と活発にChatGPTが利用される時間帯ですので、多少重たくなる時間帯なのかもしれませんが、3分足らずでインターネットから情報収集しつつ、根拠と合わせてまとめてくれるという「Web browsing」機能。

やっぱりすごいですChatGPT。手軽さが脅威的です。

「Plugins(プラグイン)」を使ってみる

次に「Plugins」を使ってみました。
プラグインは、70以上のプラグインを選べるようです。

Web browsingと同様に、GPT-4の右側のドロップダウンリストから「Plugins」を選択すると、

「No plugins enabled」と表示されますので、

Plugin storeに移動し、

数多くのプラグインの中から好きなものを選んでインストールします。

今回は「食べログ」を選びインストールしました。1つだけ日本語のプラグインがあるようです(2023年5月16日時点)。

これで、ChatGPTに質問した際、食べログに関わる情報については自動的に食べログを調べてくれるようです。

ということで、学芸大学でラーメンをオススメしてもらいました。
「お腹がすきました。学芸大学で美味しいラーメンが食べたいです。おすすめのお店はありますか?」

しばらく待つと・・・

という感じで出てきました。

最初に3つの「Used Tabelog」とありますが、この中身を見ると以下のような検索が動的に行われたのだというのが確認できます。

個人的には「びぎ屋」に出てきてほしかったんですが・・・w

「こちらから予約が可能です」をクリックすると、食べログのページが開きました。

その下の「他のお店を探す場合は、こちらから学芸大学周辺のラーメン店を探すことができます。」をクリックすると・・・

「お探しのページが見つかりません」となりました。このあたりはまだ出たばかりで今後改良されていく(食べログ側が対応していく?)と考えられます。

しかしこれは・・・ちょっと気になったこととして、今後「AIに優先してオススメしてもらう権利:10万円」みたいな商売には繋がってしまうのか・・・などちょっと心配になってしまいます。AIにはフラットな目線で判断してほしいものです。

今後は日本語で扱うことができるいろいろなプラグインが出てきそうで楽しみです。

また以前「ChatPDF」というサービスを見つけたのですが、同様にpdfファイルのURLを指定するだけで、そのPDFファイルの情報をもとに回答してくれるプラグインもあるようです。

これまで以上にChatGPTが日常生活や仕事に役立つツールになりそうです。
まさに次世代のAI技術の進化を目の当たりにしているタイミングに人類がいるんだと思うと、ちょっとした不安と大きなワクワクを感じます。

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