ドローン

【進行中】Evo Ⅱ Pro v3の到着から初フライトまで

Autel Robotics社のドローン「Evo 2 Pro v3」を購入しました。
Mavic 3EとMavic 3Tの仕事場での導入が決定したため、今後のDJI対抗馬として「ATTIモード対応予定、自動航行も可能」で40万円を切る価格で手に入るEvo Ⅱ Pro v3を研究&一等実技試験訓練機として個人導入することにしました。

1日目:到着・開封・ドローン登録システムに申請

まずは届いたので開封し、技適マークを確認。きちんとついており一安心。

機体のシリアル番号を控えて、DIPS2.0上で機体登録を開始。
マイナンバーカード経由での毎回訳の分からない認証の仕様により4回のエラーのあと5回目で申請受付まで完了。
明日以降確認のメールが届き次第、登録手数料を支払います。

1つ機体登録で心配なのは機体の製造番号です。私も初Autelなので分からず、ネットで検索するといくつかの回答を見つけました。
 回答1:ICと書いてあるところ
 回答2:Aircraft S/Nとあるところ
 回答3:Aircraft S/NではリモートIDの登録がうまくいかず機体登録の手数料振込からやり直しになる(!)正解はEntire S/Nとあるところ
 回答4:機体のQRコード(の数値)

これらの情報と実機を見ながら悩んだ末、回答2のAircraft S/Nと、回答4のQRコードの値は同じもの(1234CHL9999999999、みたいな)だと確認できましたので、これを製造番号ということにして申請を出してみました。

さて、無事リモートID登録まで辿り着けるでしょうか。

2日目:ドローン登録システムの登録完了

翌日に申請確認OK、登録手数料振込の依頼が届きました。

手数料は900円でした。高くはないかと思います。クレジットカードですぐに決済を完了しました。

すると、その日のうちに登録完了のメールが届きました。

予測外に早く手続きが完了しました(前回Mavic2の時も早かったかどうか思い出せませんが)。

翌日、リモートIDの登録をやってみます。

3日目:リモートIDの登録

去年(2022年)6月のリモートID必須化の開始前に、Mavic2Proの機体登録は済ませたのでMavic 2 ProではリモートIDを搭載せず運用しています。
今回Evo 2 Pro V3でのリモートID登録が初めてです。
Webを検索してもあまり情報がないので、うまくいくかどうかドキドキです。

プロポの電池を入れます。Android端末はこの10年ほどいじっておらず(iPhoneメインになってしまった)、久しぶりのUIにちょっと不安です。。

「クイックシガリーイズド」

どうやったら「クイックスタートガイド」が「クイックシガリーイズド」になるのでしょうか・・・とっても不安ですw

プロポをWifiに繋ぐ

すこしプロポをいじっていると、まずはネットに繋げなければ進められないことに気づきました。
起動時の画面から、まずAndroidの設定画面を開きます。その方法は「画面下部を上にスワイプ」して、出てきた●を押すとホーム画面が表示され「設定」がありました。

下から上にスワイプして●を押すと、ホームに戻れるようです

Autel Roboticsアカウントを作成する

「設定」からWifiの設定を完了しました。
次にAutel Explorerを開き、画面右上の人物アイコンから「Autel Roboticsアカウント」の登録(新規作成)を行いました。これはDJIの場合にDJIアカウントを作成するのと同様ですね。

プロポと機体の初接続、そしてリモートIDの登録完了

リモートIDの登録は機体とプロポを接続したうえで設定を行わなければならないようです。
いよいよ機体にも電源を入れます。

電源を入れると、まずリモートIDのインポートを促す警告が出てきます。
「According to local laws, the RID information of the arrival date is required before taking off」(現地の法律に従って、離陸前にはリモートID情報が必要ですよ)的な。

「Import」を押して次に進みます。すると、まずその前に機体のアクティベーションを促す画面が出てきますので、アクティベーションを行います。

特に気にせずボタンを数タップするだけでアクティベーションは終わりました。

そのあと「ロボティックス ケア」の購入画面が出てきますが、とりあえずスキップします。

すると「機体の紐づけ」という画面が出てきました。ここで機体のシリアルナンバーと先ほど登録したAutel Roboticsアカウントを紐づけるようです。

これで無事にプロポと機体がアカウントと紐づけられ、飛行できる状態になったようです。
Autel Explorerを起動すると、機体のカメラからプロポの画面に映像が届きます♪

ただし、まだリモートIDの登録ができていません。設定から行います。

Autel Explorerの右上の歯車アイコンから設定を開き、リモートIDの設定を探します。
設定の一番下「一般」にRemote IDという項目がありました。ですが・・・あれ?

既に「Activated」?

画面には「Activated」と表示されています。よくわからないままとりあえず「Activated >」とあるところをタップすると「Log in MLIT」という画面に遷移しました。MLITはDIPS2.0のサイトのことです。

ここで、この機体のシリアルナンバーでDIPS2.0にログインするようです。
DIPS2.0のログインIDとパスワードを入力してログインします。すると・・・

「Successful import !」と表示されました。無事DIPS2.0との連携ができて、リモートIDの登録が完了したようです。

つまり、特にiPhoneなどの「DIPS App」から何かしなくてもよいということが分かりました。
(機体登録ができていれば、あとはEvo 2 Pro V3のプロポからリモートIDの手続きが完結できる)

DIPS Appからも無事にリモートID書込状況が「済み」であることが分かりました。

これでリモートIDの登録が完了。次の許可承認申請に進めます。特定飛行に該当しないレベル1飛行であれば、できるようになりました。

航空局への許可承認申請

あとは慣れたもの(のはず)です。
DIPS2.0から許可承認の申請を行います・・・(3時間後)・・・ようやく申請が終わりました。
今回初めてiPhoneで申請してみようとかなり頑張ったのですが、途中で下にスクロールできず次に進むボタンが押せないため断念。結局PCから行いました。
また、目視外飛行を含めようとすると「Evo 2 Pro V3は目視外飛行の基準に適合していません」といったメッセージが表示され、解決方法が分からないため、取り急ぎ「人・物30m未満飛行」「DID飛行」のみで申請しました。
iPhoneでやってもWindowsPCからやっても、エラーが出るたびに他の入力済みの項目が消されたり、まったく意味の分からないラジオボタン仕様(ラジオボタンなのに2つ選択する状態になる)といったシステムとしての酷さを再認識しました。

機体が届いて3日目で機体登録・リモートID設定・許可承認申請提出まで終了、ここまではいいペースです。
あとは許可承認が補正指示で戻ってくるのか、通るのかは1週間ほどで分かるかと思います。

10日ほどで許可承認が出ました。

初フライト

Evo 2 Pro V3 での初フライトを行い、機能を色々と確認しました。

色々とメモしていこうと思いますが、特に注意すべきところをまずあげておきます。

障害物検知をオフにする方法を確認しておく

DJI Mavic 2 Pro では、S(Sports)モードへスイッチで瞬時に切り替えることができますが、Evo 2 Pro V3の場合はスイッチがありません。いざという時にセンサーが働くことで着陸地点に近づけない事態とならないよう、以下の方法で障害物の検知機能をオフに切り替える方法をまず覚えておくことは大事かと思います。

方法1:画面右上のアイコン(設定歯車の左隣)から。

視覚障害物回避をオン・オフするアイコン。この状態(緑色)はオン。
緑色がオンの状態。タップして赤色になればオフになる。

方法2:設定 > ビジュアルナビゲーション > 視覚障害物回避 でオン/オフ

視覚障害物回避機能の設定箇所。画面はオン(青色)の状態。

上のキャプチャは「視覚障害物回避」のスイッチがオン(青色)になっている状態です。このスイッチをタップすると、

「警告」が出ます。これをOKすると、

上のキャプチャのように視覚障害物回避のスイッチがオフになります。
センサーが効かなくなるので非常に注意が必要です。使う場面は限られるかと思います。

-ドローン
-,