初稿:2019年12月
更新(追記1):2022年9月
更新(追記2):2023年6月
更新(追記3):2024年1月
2024年1月追記:Yahoo!プレミアムからLYPプレミアムに変わったようです。LYPプレミアムの解約方法も簡単に調べてみました。
2023年6月追記:この一連の「解約しづらくする仕組み」のことを「ダークパターン」というものだと知りましたので、少し調べてみました。
2022年9月追記:「有料サービス利用停止手続き申請フォーム」から申請すれば、クレジットカード情報などをもとにYahoo!の有料サービスをまとめて解除できるようです!最後の手段にこれは使えるかも!
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Tポイントが急に3,170ポイント貯まっていることに気づいた2019年12月、ファミペイでTポイントを使えるようになり、ひと安心したのですが、
いろいろ調べている途中にとんでもないロスに気づいてしまいました。
というのも、まったく使っていないYahoo!プレミアムの月会費508円に気づいたのです。
気づかないまま毎月支払われていくロス・・・こんな無駄な支払いはありません。
このYahoo!プレミアム会員費、いったい何のために支払っているのか、確認しましたが何も使っていません。
いえ、以前は使っていました、ヤフオクに。でも今はヤフオクは使っていない状態です、もう何か月も。
ですので、Yahoo!プレミアム会員を退会しても問題ないはずです。
確認しながら、解約していきました。
その途中、いろいろな妨害 ささやきが、行方を阻んできました。
それに打ち勝って、解約を完了した報告です。
ぜひこのページをご覧になったあなたも、私と同じ過ちを続けていないか、ご確認くださいませ。
Yahoo!プレミアム画面から、解約の開始
まずは、Yahoo!プレミアムにログインして、自分がプレミアム会員であることを確認。
「プレミアム会員」のところをクリックして解約を開始します。
↓
↓
「月額会員費:確認する」から、会員費支払いについて確認します。
↓
↓
はい・・・12月も508円支払ってしまっていますね・・・
「停止する」をクリックして停止を開始します。
すると・・・いろいろな解約を妨げようとする悪魔のささやきが始まります。
ハードル1:ソフトバンクスマホ・Y!mobileスマホユーザーの方へのささやき
まずはこちらの画面です。
「ソフトバンクスマホ・Y!mobileスマホユーザーの方へ」ということで、ユーザの方はなにか設定をすることで「会員費がヤフーから請求されなくなります。」とあります。
今まで、支払う必要のなかった人たち(ソフトバンク、Y!mobileスマホユーザー)がいるということなのでしょうか?
よくわからないのですが、私は関係ないので次の「登録解除へ進む」を選びます。
ハードル2:いろいろなサービスが使えなくなるよ、というささやき
さて、思った通り、「ご利用中の特典について」ということで、いろいろと解約を思いとどまらせるサービスの数々が出てきました。
まずは「雑誌・漫画読み放題」です。
2-1 雑誌・漫画読み放題
え、こんな読み放題のサービスがあったんですか!?
ということでついつい「読み放題専用ページへ」をクリックしてしまいます・・・すると、
え、雑誌も漫画も読み放題?「読み放題専用ページはこちら」へ吸い寄せられていきます・・・これを開くと・・・
おおっ!いろんな雑誌が出てきました。。。なんだか面白そうな雑誌がたくさんあります。下にスクロールしていくと・・・
ファッション雑誌、趣味雑誌、マンガ、なんでもあります・・・こんなの無料で読めたのに、いままで使ってきませんでした。
なんともったいない・・・今まで使ってこなかったけど、これから使えるじゃないか!と思っ・・・たら負けです。
そんなに雑誌やマンガを読んでいるでしょうか、いや、読みません、これからも。
気持ちは強く、ここでとどまってはいけない、と現実の世界に戻るべく、気を確かにして戻るボタンで戻ります。
2-2 ヤフオク!出品中の商品登録解除、Wi-Fiや無線LANスポットなどのサービス割引の停止
次は、ヤフオクでの出品商品が取り消されたり、いろいろな商品・コンテンツの会員割引価格ということで、
・Yahoo!Wi-Fi
・Yahoo!無線LANスポット
・Yahoo!チケットプラス
などの割引が無くなってしまいますよ、というささやきです。
過去最大のネックはヤフオクにあったと思いますが、今はメルカリ中心の生活。従ってヤフオクへも後ろ髪はひかれません。
Wi-Fi、無線LANスポットなど使っていませんし、チケットの割引はあるのかもしれませんが、毎月500円以上割引されるほど使っておらず、不要です。
2-3 Yahoo!のメール、バックアップ、お買い物、あんしん補償
これらのサービスももはや使っていません。いろいろな制限を設けることで、プレミアム会員を引き留める作戦でしょうが、ここで踏みとどまる要素はありません!!!
ハードル3:一番下に破壊力満点の「すべての特典を見る」
ようやくスクロールも無くなったところで・・・とりあえずクリックしてみたくなる「すべての特典を見る」というリンク・・・
ぽちっとクリックしてしまいます。
すると「特典一覧 お得な割引や無料特典を多数ご用意しています」と。39件も、4ページもいろいろ並んでいます。
・・・こんなに並ぶともうお腹いっぱいです、もう見ている気は無くなります。
ハードル4:ついに最後の「月末まで待てばいいのに」というささやき
ようやく最後までたどり着きました。
まるで勇者ロトが竜王から「世界の半分をやろう」と誘われているときのようです。
いろいろな悪魔のささやきが続く中、なんとか通り抜けて、「登録解除を続ける」ボタンが見えてきました。
しかし、その前に最後のささやきです。
「月の途中で解除しても、今月分のYahoo!プレミアム会員費は同じです。Yahoo!プレミアム会員特典を今月はあと20日間使えます。」
とのこと。
た、たしかに。まだ12月も10日しか経っておらず、今解除しようが、おおみそかに解除しようが、支払う費用に変わりはありません。
それなら、月末までたっぷりこの特典を利用しようじゃありませんか!
・・・と思っては負けです!結局今やらないと、解除を忘れてしまって来年に持ち越してしまいます。
「いつ解約するの?いまでしょ!!!(by林修先生)」と心の中で叫びながら、「登録解除を続ける」をクリックです!
ハードル5:そして最後のもう一回の確認ページ
最後と思ったらまだありました・・・でも今度こそ最後です。もう一度注意事項の確認が出てきました。
すべてのささやきを振り払い、たどり着いた「登録解除する」ボタン。
やっとです。やっと辿り着きました。おそらく多くのユーザーは、この手前で二の足を踏んでしまい、解除できずに終わっていることでしょう。
私はここまで辿り着くことができました。賢者になった気持ちで、こころ穏やかに「登録解除する」ボタンをクリックします。
ついに解除完了、やり遂げました
ついに解除完了。
「Yahoo!プレミアムの登録解除が完了しました」と表示されました。
か、かわいいキャラクターが最後に出てきました。だれだ?いや、そんなことはもういいのです。ついに戦いは終わりました。
Yahoo!プレミアム解約後の画面を確認
解約が完了したことで、自分のユーザーの表示のところも変わりました。
プレミアム会員だった頃が懐かしい、そんな気持ちも抱えつつ、無駄なコスト508円/月のカットがようやく完了しました。
最後に:これがサブスク時代の注意点です
最後に、これだけは言わせてください。
無駄に毎月の会員費を払っていませんか?(←自分宛て)
今の世の中はサブスクリプション(subscription、サブスク)の時代です。
iPhone, Androidのアプリ内でサービスの月額課金がこっそりと行われています。
「入りませんか?」と誘われることはあっても、「止めませんか?」とは聞かれません。
気づかずに毎月支払ってしまっているコストがないか、もう一度確認してみてください。
そのためには、支払っているクレジットカードの利用明細をチェックすることがまず必要になります。
そして、契約しているスマホ会社の利用明細、
また、iPhone/Androidのマーケットでの支払い明細、
これらをチェックすることから、ぜひ始めてみてください。
追記1:最後に2:強制的に解除できそうな申請画面がありました
私がこの記事を投稿したのが2019年12月。今は2022年9月。もう3年近く経ちますが同じような悩み(トラブル)を抱えている方がコメントをくださっています。
そんな中、以下のページを見つけました!
有料サービス利用停止手続き申請フォーム
https://inquiry.ms.yahoo.co.jp/application_form/use_stop/input
引き落としされているクレジットカードや口座番号の情報を元に、Yahoo! JAPAN IDで利用されている有料サービスの利用停止処理を行ってくれるようで、最後の手段としてこの申請フォームは役立ちそうです。
追記2:この手法を「ダークパターン」と呼ぶらしいです
たまたまNewsPicksで紹介されているのを見つけました。
FTCは、アマゾンで買い物する際にプライムに加入しないで購入するボタンが見つけにくくなっており、解約には契約延長を提案するページを何度も回避する必要があると指摘した。意図しない契約に誘導し、解約を複雑化する「ダークパターン」と呼ばれる手法を使い、消費者が不利益を被ったと主張した。
米当局、アマゾンを提訴 プライム会員の解約複雑化
ということで、この「ダークパターン」というのはまさしく、2019年(もう4年も前・・・)に私がYahoo!プレミアム会員を解約する際に遭遇した数々の「悪魔のささやき」とでも言えそうな甘い誘惑だと思われます。
Amazonがこのように提訴されたということで、消費者を保護する動きが日本でも高まりそうです。今後は「解約しづらくさせる」仕組みを行わないことが企業としての優良度を示すことに繋がるといいなと思います。
Yahoo!さん!今こそリーダーの立場を示すときですよ!
追記3:Yahoo!プレミアムからLYPプレミアムに変わったようです
どうやら「Yahoo!プレミアム」は「LYPプレミアム」に変わったようです。
https://premium.yahoo.co.jp/ より
LYPプレミアムというのは、LineとYahooとPayPayの3つのサービスを合わせたものらしいです。
もしLINEをたくさん使っている方は「1,200万種類以上の対象スタンプが使い放題(LINEスタンププレミアムのベーシックコースを適用)」などあるので、お得かもしれません。
また、PayPayは事実上日本のQR決済、電子マネーサービスのデファクトスタンダードになった感がありますので、PayPayを使う人にはお得かもしれません。
以前のYahoo!プレミアムよりはサービスが充実したように見えますね。
私は必要ないですが(笑)
LYPプレミアムの解約方法
一応、LYPプレミアムの解約方法について調べておきました。
(参考:2024年1月時点の「お問合せチャットボット」より)
- 解約手順
- 1.解約したいIDでYahoo! JAPANにログインし、こちらのページにアクセス(unsubscribeページ)
- 2.解約の確認ページ(「LYPプレミアムを解約しますか?」)が表示される
- 3.「ご利用中の特典」一覧や、注意事項が表示されるため、内容を確認し[解約を進める]ボタンを押下
- 4.表示される「解約の確認メッセージ」の内容を確認し、問題なければ「確認しました」にチェック
- 5.[解約する]ボタンを押下し、解約完了
もしかしたら、すごくシンプルに解約できるようになったかもしれません(解約されたかた、情報頂けたら嬉しいです。やはりいくつもの悪魔のささやきが出てきて解約を引き留めようとするのかどうか)。さすが王者Yahoo!、「ダークパターン」にならないようにきちんと考えていらっしゃる?
(こうなると楽天との比較がおもしろいかもしれません)