ドローン

無人航空機操縦士(一等)学科試験の合格メモ

プロメトリックでの学科試験(一等)に無事合格しました。

「あまり期待せずとりあえず一度受けてみよう」と気軽に受けたのですが、運よく1回目で合格できましたので記憶があるうちにメモをしつつ、これから受験される方の情報になればと思います。

試験時間と問題数、どんな順序とペース配分?

75分で70問です。

最初は簡単な問題(おそらく二等でも出るような問題)が続きましたので、サクサク進みました。【20分。ここで時間に余裕を持たせる】

真ん中あたりで計算問題が5問出てきます。【10分。ここだけは必ず独自の勉強が必要】

そのあと「リスク」に関する問題と長文問題が出てきます。【25分:簡単なのもあればナニコレ?という問題もいくつか。】

以上55分ほどでひと通り70問回答し終わり、残り20分で見直しというぐらいのペースでしたので、時間的には余裕があるかと思います。

受験時の経験、準備

私の場合、年間20回ほど業務でフライトしているため、日常的にドローンのことを考え、フライトごとに正しく臆病になって、いろいろ考えて準備をしています。

ですので計算問題以外の準備はしなくても、今回運よく合格できました。

それでも「あー、こんなこと問われるのか!」という問題がいくつかあったので以下参考になるかと思います。

計算問題以外で憶えていた方がよいこと

今回私がテスト中に「あれ・・・なんだっけ?」と悩んだ問題がいくつかあったのですが、憶えていることを3つだけ挙げます。

出題形式は違いますが、クイズ形式で羅列します。全てパッと答えられるレベルであれば、問題なく合格レベルかと思います。

  • Q:GNSSでは最低何個捕捉していれば位置を特定できるか・・・A:4つ
  • Q:ドローンでピッチ軸がなんたらかんたら、と問われた際に同じ意味なのは・・・A:エレベーター(ヨー、ラダー、スロットル、ピッチ、エレベーター、エルロン、ロールをいつでもパッとプロポと動きをイメージできるようにすること)
  • Q:左右に回転する際、回転スピードを上げるのはどちらのプロペラか?①回転したい方向と同じ回転をしているプロペラ、②回転したい方向と反対に回転しているプロペラ・・・A:★これが分からなかったので要調査

計算問題(5問)の準備

計算問題は5問出ますが、これを準備しておかずに5問取れないとほぼ不合格確定です。必ず準備が必要です。

「公式を覚えないと解けない」とのことで、私は最初「無人航空機の飛行の安全に関する教則」(第2版)にある記号の羅列を見て半年ほど受験する気にならなかったのですが、無理やり申し込んでから試験の3日前、2日前、当日で以下のサイトだけ見て例題10問を繰り返し解けるようにやれば、ばっちり本番も解けました!

名前はこわいですがクロフネドローンさん、ありがとう!

出題される問題は、上記ページでも書かれている5種類以外は出ませんでした(2023年11月に私が受けた時)。すなわち、

  • 消費パワー
  • 旋回半径
  • 滑空距離
  • 墜落までの水平距離
  • フレネルゾーンの半径

ポイントは、教則にある公式を覚えるのではなく、日本語で憶えるということです。

極端な話、私は試験直前の2時間だけ集中して覚えるべきポイントだけ覚えたような状態で挑みましたが、5問ともすんなり解けました(設問がほぼ同じだったので焦らなかった)。

最初の「消費パワー」というのだけ、理解がやたら難しく、自分の中で消化するのに時間が掛かりましたが、上記ページでの例題10問を10分で解く(実際に解かなくても頭の中で式が浮かぶようになればOK)ことができれば、多分大丈夫です。

上記ページに補足するとすれば、私は「消費パワー」以外は情景をイメージしながら計算できるようにしました。「このイメージのここの部分のことを聞かれてるんだ」と理解すると覚えられるかと思いますのでやってみるのをおススメします。

(私のイメージを以下に後日追加します)

 旋回半径:飛行機が傾きながら旋回しているときの半径イメージ
 滑空距離:琵琶湖をグライダーがふわーっと徐々に高度を下げて海に着水するまでのイメージ
 墜落までの水平距離:○m/sで飛んでいたドローンが急に電源が落ちて、そのまま弧を描きながら落ちていくイメージ
 フレネルゾーンの半径:2地点のあいだにラグビーボールのようなフレネルゾーンがあり、その真ん中の一番膨らんでいるところの円の半径

次はいよいよ一等実地試験

あとは、一等の実地試験です。この対策はなんとなくやってきているのですが、おそらく当日の天候の影響は大きいと思います(それにも動じない実力をつけておこうかな)。

学科試験に合格後、合格通知が届けば実地試験の申し込みができるそうです。二等(基本)に続きまずは一等(基本)を取ってしまおうと思います。

受験後3日で合格通知

受験して3日後に合格通知のメールが来ました。

そして実地試験の予約は・・・

そしていよいよ実地試験、その予約をまずはしなければなりませんが・・・全く枠がない。。

今は11月ですが、12月どころか1月の試験予約も枠がなく空いていませんでした。。空いているのは千葉の方あたり?関西圏は一切空いていませんでした。

2月の受験の予約は、12月の半ばかと思います。無事予約できるのかどうか。

※12月2日時点で、2月の受験申し込み開始予定など不明。

補足:全く意味の分からなかった問題(いつか誰かにツッコミたい)

ちなみにうろ覚えですが、以下のような問題がありました。全く日本語の意味が分からないものでした。。

「飛行機で海の上を長距離・長期間点検する。経路下には自動車が・・・云々」

みたいな文章だったので「海の上を飛ぶのに自動車!?」というカオス状態になって混乱し、この問題だけで5分ほど悩みました。ものすごく不自然な日本語の文章でした。正解を選べたのかどうかも分かりません。。いつかこの問題についての情報が見つかれば、もう少し考察したいところです。

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