IT

USB Type-Cがややこしくて分からないのでメモ

最近USB Type-Cが普及してきて、欧州ではiPhoneも「Lightningケーブルはだめ、USB Type-Cにしろ」という話が出てきているらしく、USB Type-Cを理解しておかないとだいぶしんどくなりそうなので、調べてメモしておきます。

おそらくポイントは、
・Typeというのは形のタイプ。中身は色々ある。
・今のところUSB2.0と3.0と3.2あたりが出回っているのでスペックを知っておく。
・Thunderboltが混ざってくるとややこしくなる。
・PDとかディスプレイ接続とかも混ざってきてもうどうしようもない。
というあたりで、少しずつ整理して理解しておかないと生活に支障が出るレベルですのでメモしますw

1.形状の複雑さ:Type-A, Type-B, Type-C, mini, micro, Micro-B?

わかりやすい図を見つけたので引用します。

USB Type-Cとは?「USB3.0」「USB2.0」や「Thunderbolt(サンダーボルト)」などとの違いをご紹介(ドスパラ)
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_peri_usbtypec

図は分かりやすいけど・・・なんでこんなに色々あるんでしょうか?
そう考えると「今後USB-Type Cで統一する!」みたいな号令がかかるとシンプルになっていいかもしれません。

2.バージョンの複雑さ:USB2.0、USB3.0、USB3.1、USB3.2

こちらも色々あります・・・USBのバージョンということです。
Amazonで色々見ていると、転送速度が違うようです。いくつか商品を見ながら違いを見ていくと・・・

2.0 --> 480Mbpsばかり。安くて500円から1000円ぐらいのイメージ。
3.0 --> 最大5Gbps(USB2.0の10倍)というのばかり。800円ぐらいから。
3.1 --> 最大10Gbpsだけじゃなく最大5Gbpsも。1180円、1800円など。

しかしここにきて、エレコムで「3.1」(USB3-AC10BK)と「3.1 Gen2」(USB3-AC10NBK)というのが現れました。。。Generation(世代)というのがあるらしいです。次は三代目とか言い出すんかい!(怒)

さらに3.2を調べていると「USB3.2 Gen2x2」とかもあって、もはや諦めの境地に。三代目のGen3とも言わずGen2x2って・・・w

そんな複雑怪奇な世界を知って怒り心頭に発する中、ようやくその呼び名の原因を含め整理してくれたサイトを見つけました。

「USB 3.0」=「USB 3.1 Gen 1」=「USB 3.2 Gen 1」? すぐ分かるUSBの「Gen」表記ルール
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1339890.html

詳細は省きますが、結論、
 「USB3.1」と「USB3.1 Gen2」と「USB3.2 Gen2」は同じもの
というなんともナンセンスな世界でしたw 規格を統一していくことを仕事にしている人々の仕業というのがなんとも・・・
以下の表が分かりやすいので引用します。

あまり深く考えず、転送速度だけで判断するのがよさそうです。
 480Mbps・・・昔のUSB2.0
 5Gbps・・・USB3.0
 10Gbps・・・USB3.1
 20Gbps・・・USB3.2
速度が速いほうが最近のやつで、高い。以上。

ちなみに、今後USB4が出回ってくると4.xやGenという表記は無くなるらしいので、もはや悪夢のUSB3.xは気にしなくて良くなるかと思います。

3.Thunderboltの登場によりプラスアルファの複雑さ

ようやくUSB3.xの世界が整理できたところで出てくるのがThunderboltです。
 ・2021年9月時点では、Thunderbolt3とThunderbolt4がある
 ・形はUSB Type-Cのみ(昔は違っていたらしいが)
 ・転送速度は40Gbpsあり、USB3.2の2倍
 ・データ転送以外に給電機能も強力で、100wで給電できる
 ・4Kディスプレイに接続もできる

などあり、さらに複雑になってきましたが、とりあえず「USB3.2よりさらにできることが多い」という理解でよいかと思います。

4.結論(情報の整理)

シンプルに下に行くほど最新で高機能かつ高価になるものであり、
 ・USB2.0 転送速度480Mbps(給電2.5w)
 ・USB3.0 転送速度5Gbps(給電4.5w)
 ・USB3.1 転送速度10Gbps(給電100w ※USB Type-CのUSB Power Deliveryならば)
 ・USB3.2 転送速度20Gbps(給電100w ※USB Type-CのUSB Power Deliveryならば)
 ・Thunderbolt3 転送速度40Gbps(給電100w)+4Kディスプレイ 形状はType-Cのみ
  ↓
 ・今後Thunderbolt4とUSB4が主流になっていく。さらに形状はType-Cに統一されていく。

という感じでざっくり理解しました。細かい点では間違いあるかですが、これでとりあえず十分です。相当疲れました・・・

-IT