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山元立木価格とは

山元立木価格について調べました。

まず、読み方は「ヤマモトリュウボクカカク」です。

いくつかのサイトで、それぞれ以下のように解説されています。

 立木の状態での樹木の販売価格。一般には、丸太の市場価格から、伐採、搬出等に必要な経費を控除して計算された幹の材積m3当たりの価格。

コトバンク:山元立木価格 より

 林地に立っている樹木の価格をいう。樹木から生産される丸太相当材積(利用材積:例えばm3)当たりの価格で示される。最寄りの木材市場での丸太売渡価格(素材価格)から伐木・造材及び運搬費等の生産諸経費(素材生産費等)を差し引いて算出され、森林所有者の収入に相当する。

 山元立木価格の推移は、1946(昭和21)年から毎年行われている(一財)日本不動産研究所の調査により知ることができる。

 2017(平成29)年3月末現在の山元立木価格はスギが2,881円/m3、ヒノキが6,200円/m3、マツが3,856円/m3で、ピーク時の1980(昭和55)年の価格に対し、13~23%の水準となっている。(2019年3月作成)

EIC(一般社団法人 環境イノベーション情報機構)ネット:山元立木価格 ヤマモトリュウボクカカク より

 山元立木価格は、林地に立っている樹木の価格で、樹木から生産される丸太の材積(利用材積)1m3当たりの価格で示される。最寄木材市場渡し素材価格から、伐採や運搬等に掛かる経費(素材生産費等)を控除することにより算出され、森林所有者の収入に相当する。

 平成28(2016)年3月末現在の山元立木価格は、スギが前年同月比1%減の2,804円/m3、ヒノキが2%減の6,170円/m3、マツ(トドマツ、エゾマツ、カラマツ)が2%減の3,826円/m3であった。ピーク時の昭和55(1980)年の価格と比べると、スギは12%、ヒノキは14%、マツは22%となっている。

林野庁: 平成28年度 森林・林業白書 全文(HTML版) 第1部 第 III 章 第1節 「林業の動向(1)」より

これらから、山元立木価格の式というのは、

 最寄木材市場渡し素材価格 - 伐木・造材費用 - 運搬費用

になります。
 最寄木材市場渡し素材価格
 伐木・・・山でチェーンソーなどを使って伐り倒す作業
 造材・・・伐り倒した丸太の枝を落としたり、4メートルなど市場で売るための長さに切り分ける(玉切り)作業
 運搬費用・・・丸太を市場まで運ぶ費用
という理解でよいと思います。

そして、山元(やまもと)というのが、山の持ち主(所有者)という意味でもありますので、
「林地に立っている樹木の持ち主(山元)の収入になる樹木の価格」
として理解しやすいと思います。

ただ、その山元立木価格には、30年、50年といった長い期間に多くの人が手をかけてきたコストも含まれていることを忘れてはいけません。

下のグラフは、林野庁の森林・林業白書(平成29年5月26日公表)のものです。

引用:
平成28年度 森林・林業白書 全文(HTML版)
 第1部 第 III 章 第1節 林業の動向(1) より

ピーク時の昭和55年(1980年)のスギの山元立木価格は22,707円/㎥です。これが平成28年(2016年)には2,804円/㎥ですので、ピーク時の12.3%(2804÷22707=0.123)まで下がったということになります。

ここで多くは触れませんが、もっと木を使うことで木の需要が高まり、適切な価格になることが大事なように思います。

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