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日産の臨時株主総会(2020年2月)へ行ってきました

2020年2月18日、パシフィコ横浜にて日産の臨時株主総会があり、初めて日産の株主総会に参加してきました。

議案は、内田社長含めた「取締役4名選任の件」のみで、内田社長が進行役になって総会を形式的に進めていき、承認されました。
10時に始まり12時半ごろに終わりましたが、2時間ほどは参加者と内田社長との質疑応答が続き、(主に)厳しい意見や会場の(声掛け?やじ?)空気感がとても面白いものでした。

いろいろ質疑応答を聞きながら気になったことをメモします。
・合いの手を打つ元気なおじいさん
・「今の日産は本当の日産ではない」
・プロパイロット2.0という新しい自動運転技術
・指名会社等設置会社になったことについて
・期末配当は無し

合いの手を打つ元気なおじいさん

会場の前の方には元気なおじいさんがいて、内田社長の言葉や株主の質問にいろいろ掛け声を掛けます。この人は基本的に厳しい中にもなんとか会社が良くなって欲しいと考えている人のようで、雰囲気をよくしてくれます。

途中で帰られましたが、お連れの方を3名ほど従えてらっしゃったようで、おそらく長年日産に投資されているのだと思います。
この人の掛け声は、議事の妨げになるというよりは他の株主の声を代弁しているようにも感じます。

スナールさんがアルファードに乗っていた件を指摘され、スナールさんが「あれは手配のミスで、本当に申し訳なかった」と誤ったら「あいわかった!」と叫んだり、

ある質問者が、論点不明で長く喋っていると「長いよ!」と指摘したり、

「ゴーン氏じゃないよ、ゴーンだよ!100億取り返さなきゃ!」などと元気に叫んでおられるのが印象的でした。

「今の日産は本当の日産ではない」

内田社長が何度か言っていた言葉です。

ちょうど株価も500円を割り込んでしまったのが現在であり、コロナショックによる中国生産体制の問題なども重なって厳しい状況が今後も続きそうに感じます。

ただ、コロナ以上の問題はブランドイメージの低下にあるように感じました。
ゴーン事件や、西川元社長の報酬不正受給問題などガバナンスの問題が影響して日産のブランドイメージは、どう見ても悪く感じます。

「ガバナンスの徹底のための抜本的な改革を進める」という内田社長の言葉が実現されることを願います。

プロパイロット2.0という新しい自動運転技術

株主からのお叱りが続く中で、星野朝子執行役副社長が何度か話すラインナップや新技術の話は、聞いていて前向きになる話でした。

その中でも「プロパイロット2.0」という手放しで高速道路を降りるところまで行けるという技術が、新しいスカイラインに搭載されるということで、自動運転の技術がどんどん進んでいるのが感じられました。

永ちゃんもCMで言っていますが、日産は「技術の日産」をコアコンピタンスとしているようです。

指名会社等設置会社になったことについて

質疑応答の中で「指名会社等設置会社」になったことについて「(社長は)指名委員会にやめさせられないようにしてくれよ!」のような声掛けが飛んでいたので、少し調べてみました。

日産は、2019年6月25日の定時株主総会での承認を経て「指名委員会等設置会社」へ移行したそうです。
Wikipediaによると、

指名委員会等設置会社(しめいいいんかいとうせっちがいしゃ)とは、日本における株式会社の内部組織形態に基づく分類の1つであり、指名委員会監査委員会及び報酬委員会を置く株式会社をいう(会社法2条12号)。

ということで、指名委員会が「株主総会に提出する取締役の選任および解任に関する議案内容を決定する」そうです。

期末配当は無し

2019年度(121期)の期末配当は無しということも、株主にとってかなり深刻に受け止められていました。

これまでの配当は、中間と期末合わせて、
2010年度:10
2011年度:20
2012年度:25
2013年度:30
2014年度:33
2015年度:42
2016年度:48
2017年度:53
2018年度:57
2019年度:10

となるので、2019年度は極端に落ちていることからも、ことの重大さがうかがえます。

私も神奈川県には長いこと住んでおり、日産がこれからほんとに改革を進めて、立ち直っていくことを願っています。

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