生活・衣食住

日本の年金制度は自分のために貯めるのではなく今の高齢者に支払っているという賦課方式

 2019年6月、金融庁の報告書では公的年金のみで老後を生活していくには2000万円が不足していると指摘して話題になりました。

 今現役世代が支払っている年金について、賦課方式というものだとありましたので、これを復習しておきたいと思います。

 賦課方式というのは、つまり今の現役世代が支払っている年金は、今の高齢者の年金に支給されています。

 つまり、自分が支払っている年金は、将来の自分のために国が貯めて運用してくれているわけではないのです。

 賦課方式のほかには、積立方式というものがあります。
 将来自分が受け取る年金のための財源を、自分が積み立てていくというものです。

参考:賦課方式と積立方式(厚生労働省:「いっしょに検証!公的年金」)

 この場合、自分の年金は自分が積み立てていくことになるので、世代間の不公平感は少なくなり、納得感はありますね。

 簡単に賦課方式と積立方式の違いを表にまとめてみました。

参考:厚生労働省サイト

 基本的には賦課方式を使っている国が多いことがわかりますが、スウェーデンなどでは賦課方式+一部積立方式を採用しているとのこと。
 賦課方式と積立方式の比率を少しずつ変えていく、というような形で、世代間の納得感が得られる形に変えられたらいい気もします。

 ただし、1つ認識しておかなければならないのは、現時点で年金受給者である高齢者のみんなを年金が支えていることで、現役世代の個別の金銭的な負担は抑えられている、とも言えるわけです。
 もし今の年金受給のボリュームが少なければ、個人個人が自分の両親(もしくは祖父母)を金銭的に支えなければならなくなる、ということですので、極端に苦しむ家庭を減らしているのかもしれません。

 みんなで支えていく、ということと全て自己責任でやっていく、ということのバランスって・・・難しいですね。

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