生活・衣食住

はたき(パタパタ)が意外と便利、そして心地よい

今年、いろいろ物を買ったなかでのバストバイトップ3に入るのが「はたき」です。

こんな昭和な掃除道具、大学生の時にも使いませんでしたし、社会人になってからも使うことはありませんでした。

ただ、今年なんとなくほこりが溜まった時にぞうきんで水拭きしたときの、ほこりのまとまり具合を見て、
「これって、ただ下に落とすことができれば・・・そうだ!はたきだ!」
と思って、アマゾンで探したところ、よさげな評価がされていたこともあり、安いし、なんとなく買ってみて半年ほど使ってみました。
(私は540円で買ったのですが、12月7日現在は385円で売っています。年末大掃除の時期だからなのか安いです。)

アマゾンの評価を見ていると、100均でも売っているらしいのですが、このアズマ工業さんのはたきは、
・適度な重み
・はたき心地抜群
・ほつれがなく、はたきごたえあり
・昔からある良いものは、やっぱりいいんだなぁと再確認
などの評価があり、そのはたきごたえにも心惹かれたわけです。

そんな経緯でぽちっと購入して、この半年ほど使ってきました。

立てかけてみると何とも魔女の宅急便を思い出すフォルム

使ってみた感想ですが・・・確かに使い心地(はたきごこち)があって、便利です。

なんというか、白い布(柔らかいポリエステルのような生地)が、本棚のほこりが溜まるあたりにバサッと当たると、布自身なのか、その風圧なのか、溜まっているほこりがどんどんなくなっていくさまは、とても気持ちがいいです。

はたき方には、なんとなくコツがあります。

布を固定している根元の白いプラスチックの部分、これが、はたきたい場所に当たってカチッと鳴らしてしまってはなりません。
 1.ターゲットぎりぎりまで、根元の白いプラスチックを引き付け、手首のスナップを利かせて布本体をターゲットにぶつける
 2.これを連続で繰り返す

これが連続でコンボのように決まると、心地よいはたきの世界を味わうことができます(なんのことはなく数回やればできます)。

そしてこのはたかれる対象が、どの程度のダメージを受けるのか、気になり自分の手をはたいてみます。
すると、なんとも優しい力ではたかれているのを感じることができます。
この優しい力で、軽いほこりたちをはたいてくれる、そのメカニズムは絶妙です。

書店で昔は立ち読み少年を撃退することに使われていたはたきは、優しい力で撃退していたわけで、また本に対してもダメージを与えることなくほこりを取り除いていたのだと理解できました。

パタパタママでは・・・ハタキを使っていたのか?

思い出せば少年時代「みんなのうた」では「パタパタママ」の軽快なメロディーが流れていました。
きっとハタキでパタパタやっていたんだろうな、と思いながらYoutubeで探してみたところ・・・違っていました(笑)

パタパタママは、「6じ あまどパタパタうるさいな」「12じ、おけしょうパタパタ ママ きれいだよ」といった感じで、はたきでパタパタしていることは全くありませんでした・・・むしろ「9じ おそうじスイスイ ぼく じゃまさ」と普通に掃除機でお掃除しながらぼくを蹴飛ばしていました。

引用:パタパタママより。それにしてもこのイラストとアナログなアニメーション、強烈に記憶を呼び覚ましてくれました。

せっかくなので、このハタキを今も製造されているアズマ工業株式会社さんを調べてみました。

120年の歴史があるアズマ工業株式会社

アズマ工業株式会社さん、120年の歴史を持つお掃除用品メーカーとのことで、創業は1896年(明治29年)の老舗メーカーでした。

当初は掃除用具のメーカーとしてスタートし、ホームクリーニング事業を展開し、さらにホームクリーニングの人を育てる事業もされているようで、日本の誇れる中小企業という感じがします。

今回のはたきというよりは、「吾妻箒(あづまほうき)」という本格的な箒は、明治神宮にも奉納されているそうで、なんとも畳の実家で使ってみたくなるような箒です。 いいですね・・・想像するに「我が妻を支える吾妻箒」というような意味合いがあるのでしょうか。

こんな老舗メーカーが評価されて、これからも続いていくといいですね。

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