国内ビジネス 歴史

巧言(こうげん)令色(れいしょく)鮮(すく)なし仁(じん)

ドラマ「まだ結婚できない男」を見ていて、急に大工の棟梁(不破万作)がよくわからない言葉を言い、主人公(阿部寛)が「やけに学があるじゃないか」と言ったことわざがあり、気になりました。

「ほうげんれいしょくすなわちじん?」

それでググっても出てこず、いろいろ試行錯誤して調べてようやく見つかりました。

メモ

巧言(こうげん)令色(れいしょく)鮮(すく)なし仁(じん)

この言葉は孔子の「論語」からの言葉だそうです。

巧言:巧みな言葉を使って
令色:愛想のよい顔、表情を取り繕っているもの
鮮なし:少ないと同じで、原典が「鮮なし」と書いている
仁:他人を思いやる心。人として最も大事な徳とされる

ということで、「言葉巧みに愛想を振りまく者には、他人を思いやる仁の心が欠けているものだ」という意味になるかと思います。

確かに、ビジネスの世界でも口先が達者ではあるけれども、人として大事な思いやりや志がない人もいますね。
一方でいつもムスッとして厳しいような顔をしている人が、内面は心優しく誠実であったりすることもあります。

つい最近でいえば、ラグビーワールドカップの「笑わない男」稲垣啓太選手など、千葉県の被災地にボランティアへ行ったり(朝日新聞11/17)、そのギャップがいいと思います。

 

そんな稲垣啓太選手に似合いそうな言葉が、同じく論語の中にあることを見つけました。

メモ

剛毅(ごうき)木訥(ぼくとつ)は仁(じん)に近(ちか)し

「意思が強く強固で、素朴で口数が少ない人物が、道徳の理想である仁に最も近い者である」
「意志がしっかりしていて、飾りけがないのは道徳の理想である仁に近い」
「意志が強く何事にも屈せずに、なんの飾りけもない口べたの人は、道徳の理想である「仁」の精神に最も近い」

こちらはいい意味の言葉ですね。

志のある人こそ、言葉巧みに取り繕うことなく、素直に人を思いやって、ことを成すことができるのだと思います。

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